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2011年12月24日

射撃場の勉強会

先日県立射撃場についての勉強会がありました。

ライフル射撃場は鉛玉の全量回収機を設置して再開、で進んでおりますが、回収機設置後の保守メンテナンスについてが今回の主題です。

耐用年数は15年程度とのことですし、それまでの管理についても取り決めしておく必要があるだろうとの事です。
 
回収機とはどんなものなのか、茨城県の射撃場のHPに写真が掲載されておりましたので引用させて頂きます。
 

 


茨城県営ライフル射撃場

保守点検については素案を作り、今後県と協議していく事としました。
 
また広範囲に鉛玉を散弾するため閉鎖が決まっているクレー射撃場についての最近の動きが話題となりました。
条例改正を伴うため県議会での議決が必要となりますが、議会では閉鎖に反対の意見もあるようです。
 
反対理由として多いのは、鉛含有量は国の基準値を下回っているから全く問題なく、巨額を投じた施設だからすぐにでも再開すべきとの事らしい。
一見正しいように聞こえるがまったく逆で、基準を超えてからでは手遅れであり、安全な今こそ手を打たなければならない事が何故理解できないのだろうか。
 
一般的にクレー射撃は相当な費用を要するため「お金持ち」「それなりの立場にある方」がするスポーツと言われており、それゆえ多方面に影響力を持っている権力者が多く、閉鎖に反対している県議にはその辺も影響しているのでは、と勘繰りだす市民も出てきています。
 
地域住民は施設や競技そのものにNGを出しているのではなく、鉛玉をそのまま地中に埋めておくのは辞めてほしいと訴えているだけであり、今はまったく問題が無くとも将来に不安がある。
原発問題と同様見えないだけに不安だ、と言う極めて自然な意見を言っていると思う。
 
クレー射撃の全量回収は工事に数億円を要するため現実的には難しいとの回答を受け、それならば閉鎖はやむなしとの事になった訳でそれも自然なことだと思う。
 
由利本荘市としても市長は先般の一般質問に「市としては地域住民の要望をを尊重する」と答弁しておりその姿勢は変わらないと確信している。
 
汚染土壌の回収は進んでいるが、9月に新たに雨水をためる調整池を調査したところ鉛成分が検出されたとの事で更に不安が増している。

 

 

 

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