6つの重点施策
未来のさらなる飛躍を実現する「6つの重点施策」
1. 地元産業の振興で地域経済の活性化と若者の定着、担い手の育成支援
新産業分野へ挑戦する企業への支援や、地元企業と医療福祉施設、学校施設、商業施設が一体となったエリア構想を未来のまちづくりのモデル事業と位置づけ、市民の声を取り入れながら連携して実施してまいります。
また、若者の地元定着対策として、インターンシップの導入促進を行うなど、関係機関と連携して実施し、市内産業の雇用の促進や、起業する若者への物心両面での徹底した支援や、農商工そして観光各分野の連携で、ブランド力の向上と、ビジネス拡大への挑戦の促進、食育と地産地消を一体的に推進し、地域の農業振興に努めるとともに、地域産品の売り込みには、企業訪問・商談会を実施し、商品定番化や新規取引先の開拓など、首都圏への販路拡大をすすめます。
スマート農業の展開は、調査・研究から、いよいよ実践へと移行してまいります。
2. 自治組織と協働による市民生活に密着した課題解決につなげる施策
自治組織と市の役割分担を明確にし、意思疎通ができる体制と協同で地域課題解決に向かう体制を構築します。
また、生活に密着した足腰の強い自治組織の形成や地域や会員数等を勘案し、すべて一律ではない支援策を立案してまいります。
3. 未来を切り拓く子どもを、地域社会全体で健やかに育てる施策
生まれ育った子どもたちが健やかに育ち、地域を担うことができる環境をつくり、次代を担う子どもたちのために豊かな心と学力の備わる教育を推進します。
さらに、子育て世帯の経済的負担軽減を推進するため、これまでの乳幼児から中学生までの医療費助成に加え、新たに高校生年齢を対象とするとともに、乳幼児の任意予防接種についても、助成の拡充を図ります。
そして、チルドレンファーストを基本方針に、地域社会全体で子育て家庭を支援することや、子どもの遊び場や親子交流の場のさらなる充実を図ります。
また、保育士の確保へ向けた取り組みをさらに推進することと、教育関連施設など教育環境の整備を推進するとともに「生きる力」となる知力や道徳、そして健康のバランスのとれた教育を推進します。
4. 全ての世代が健康に生き生きと暮らすため必要な支援を受けられる医療と介護の連強化
在宅医療・介護を一体的に提供できる体制を構築し、安心して暮らせる地域づくりを目指し、ライフステージに合わせた医療・福祉・介護を充実します。各世代に合わせた疾病の予防、早期発見に関する効果的な対策を講じるとともに、市民が健康で安心して暮らせるよう医療体制の機能維持、充実に必要な支援を行います。
そして、人と人とが様々な立場、ライフステージを超えて、人々の多様なあり方を相互に認め合い助け合える「共生社会」の実現を目指します。
5. 行財政改革の徹底と効率的な行財政運営
市民サービスの維持・向上とのバランスを取り推進し、行政の縦割りの弊害を分析し、課題によっては部局を超えた施策実施の迅速化を図るとともに、財政の健全化に努めてまいります。
また、公共部門の民営化や業務のAI化、DXには、民間の知恵を取り入れた導入を検討し、そして積極的なふるさと納税の展開や、更なるクラウドファンディングの導入など、新たな財源の確保に向けた取り組みをすすめます。
6. アナログも大事にしつつIT技術を最大限活用した全世界への市の魅力発信
情報の発信は移住・定住の推進にも繋がると考えており、加えてSNSの活用は、市民とのコミュニケーションツールとして大きな役割を果たすものと考えています。
シティプロモーションの展開により、市の魅力向上を図るとともに、ニーズに応じた支援策を講じることで、転入者の増加と定住の促進を図ります。また、鳥海山ろくの魅力発信を強化し、交流人口の増加を地域の活性化に結びつけます。