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2011年01月24日

20日~22日、会派研修に行ってきました。

20日~22日、大阪の吹田市と奈良の大和郡山市へ会派研修に行ってきました。

吹田市役所では「産業振興条例」と「商店街エコ化事業」について、大和郡山市では「議会運営」と「元気城下町づくり事業」について研修を受けてきました。

まずは吹田市での研修の内容を掲載します。

「産業振興条例」

「この条例の原点は1979年の墨田区の中小企業振興基本条例だと思われる」と言う話から、歴史的な推移の説明の後、吹田市の制定までの動きを伺いました。

吹田市の条例制定までは大きく4期に分類されるとのことで

1期目は共産党のみが言い続けた時期
平成13年12月に共産党より条例の制定についての一般質問があり、その後何度か質問ある。
平成14年10月22日の9月議会で共産党より「(仮称)吹田市産業振興条例の制定を求める要望決議が出されたが、自民・公明・民社の反対で否決

2期目は吹田市商業団体連合会から条例制定への要望書が出される
共産党のみでなく商店街が加入してきた時期

3期目は自民党も条例制定へ向け動き出した時期

4期目は制定へ向け動きだした時期

この4期を経て制定され、その道のりはけして楽なものではなかったようです。

また吹田市の条例の特徴を3つあげられました。

1、
第三条(基本理念)
産業の振興は、市が市民、事業者及び経済団体等との協働の下に産業の振興のための施策を行うことにより推進されなければならない。
ここに「市が」、が入っているのが他市にはない特徴

2、
同じく第三条の3項
産業の振興は、中小企業者の発展を基に推進されなければならない。
大企業ではなくあくまでも中小企業者と言うことを強調した

3、
第六条には、特定連鎖化事業(フランチャイズ、チェーン店等)に加盟する者は商工会へ、大型店を運営する者は、経済団体への加入に努めるとともに、地域社会における責任を自覚し、市が行う産業施策及び経済団体が行う産業の振興のための事業活動に協力するよう努めるものとする。

と言った、大手企業に対する内容の条文が5項に分けて制定されている。

説明もわかりやすく、大変参考になりました。

次に「商店街エコ化事業の概要と事例」についてお伺いしました。

ものすごい賑わいがあった駅前の商店街も、様々な要因で商業地としての活力が低下し、さらに経済不況の影響もあり大変厳しい状況にさらされており、オリジナリティーに富んだ商店街のブランド化構想を構築していくことが喫緊の課題ととらえ、地球温暖化対策を念頭に置いた商店街エコ化事業を企画し、平成21年9月議会に補正予算を計上したそうです。

この事業は1億3千万の事業費で
「太陽光発電整備工事」
「CO2の見える化工事」
「ドライ型ミスト整備工事」
「照明の高効率化工事」
の4つの項目がありました。

太陽光発電容量35.34kwで商店街としては国内最大、ドライ型ミストの総延長は1,044mでこちらも国内最長だそうです。

ハード面は終了したので今後はソフト面について取り組んでいかれるとの事でした。

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